腰椎椎間板ヘルニアを治療しよう~ラクな生活を送るために~

先生

病気を正しく知ろう

看護師

二つの病気の違いを知ろう

ヘルニアには主に、椎間板ヘルニアと鼠径ヘルニアの2種類があります。ヘルニアという言葉には「本来あるべき場所から何かが飛び出した」という意味があり、その言葉通り、椎間板ヘルニアは腰骨の間にあるクッション材「椎間板」が変形し、本来の位置から飛び出して神経を圧迫する状態のことを言います。一方、鼠径ヘルニアは、本来お腹の中にあるべき腸などが、太ももの付け根部分の筋膜の間から皮膚の下にはみ出できたものを言います。昔はよく脱腸とも言いましたが、患者さんの中にはこの言葉を嫌う人もいらっしゃるので、あまり使わない方が無難です。ヘルニアという言葉は、単にそれのみではどちらを指すかが曖昧です。この二つは全く違う病気なので、正しく覚えてきちんと使い分けができるようになると、不必要な誤解や行き違いを招くことがありません。

もしこの病気になったら

もしこの病気に罹ってしまった場合、椎間板ヘルニアなら、セルフケアの方法が存在します。それはストレッチをして筋肉を鍛えることですが、医師や専門家の指導のもとに行わないと、却って悪化するおそれがありますから自己流はやめましょう。生兵法はケガのもとです。一方、鼠径ヘルニアの場合は、根本的にセルフケアは病状改善にはつながりません。完治させるには基本的に手術しかありませんので、怪しいマッサージやアロマ療法などを過信しない方が良いです。不快感がなければ特別なことをしないでも差支えない病気ですから、焦ってこういうセルフケアに飛びつき、さらに悪化させないようにしましょう。いずれにせよ、セルフケアは医師の了承を得てからやりましょう。